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意味・由来\n「雪」は冬の代表的な季語であり、天から舞い降りる白い結晶、そしてそれが地上を覆い尽くす情景を指します。古来より日本人は雪を美の象徴として愛でてきました。「雪月花」という言葉があるように、四季折々の美を代表する存在です。万物を白く覆い隠すことで、日常の雑多な風景を一瞬にして静寂で神秘的な世界へと変貌させる力を持っています。\n\n### この季語で詠むコツ\n雪を詠む際は、単に「雪が降っている」「雪が白い」という事実を描写するだけでなく、その質感や温度、音の有無(静寂さ)に注目すると良いでしょう。例えば、湿った重い雪なのか、乾いた粉雪なのか、あるいは風に舞う吹雪なのかによって、表現したい感情や情景が変わります。また、雪が積もることで生まれる「静けさ」や「光の反射」など、五感を刺激する要素を取り入れると、より深みのある句になります。\n\n### 相性のいい言葉・取り合わせ\n- 静けさを強調する言葉(「静けさ」「音なき」「夜」など)\n- 光や色彩を表す言葉(「白」「ともしび」「影」など)\n- 暮らしや体感を表す言葉(「温め酒」「火鉢」「こたつ」「足跡」など)

」の俳句例 (10件)

雪ながら 山本霞む 夕べかな
春の日の 威光をみする 雪間哉
大仏 膝埋ずむらん 花の雪
元日や 雪を踏む人 憎からず
家遠き 大竹原や 残る雪
門前や 杖でつくりし 雪解川
詠み人知らず
雪解けて 村一ぱいの 子ども哉
詠み人知らず
是きりと 見えてどつさり 春の雪
詠み人知らず
いくたびも雪の深さを尋ねけり
正岡子規【現代語訳】(病床から)何度も何度も、「雪はどれくらい積もったかい」と看病してくれる人に尋ねてしまったことだよ。【鑑賞】結核を患い、布団から動けない子規が、外の雪景色を直接見ることができないもどかしさと、雪への強い関心を詠んだ句です。何度も尋ねる行為に、病床にあっても旺盛な創作意欲と生への執着、そして雪という季節への愛着が滲み出ています。
雪折れも聞こえて暗き夜の底
飯田蛇笏【現代語訳】雪の重みで竹や木の枝が折れる鈍い音が聞こえてきて、夜はさらに深く、暗い底のように感じられる。【鑑賞】豪雪地帯の静まり返った夜、突如として響く「雪折れ」の音。その一瞬の音によって、かえって周囲の圧倒的な静寂と深い闇、そして自然の重圧が際立っています。緊迫感と自然への畏怖が凝縮された名句です。

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