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「橇歌(そりうた)」とは、冬の積雪期に、人や荷物を運ぶ「橇(そり)」を走らせながら、馭者(ぎょしゃ)や乗客が歌う歌のことです。かつて車や鉄道が十分に普及していなかった時代、北国や雪国では橇が冬の重要な交通手段でした。厳しい寒さと静寂に包まれた白い世界の中、馬の鈴の音(馬鈴)とともに響き渡る橇歌は、旅人の心を慰め、郷愁を誘う冬の代表的な風物詩です。
橇歌を詠む際は、「聴覚」と「視覚」の鮮やかな対比を意識することがポイントです。白一色の果てしない雪野原や、鬱蒼とした冬の林といった「静」の広がりに、響き渡る歌声という「動」を重ねることで、冬の北国特有の孤独感やロマンチックな情調を際立たせることができます。
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