summer 生活

おうぎ

俳句びと 公式スマートフォンSNS

あなたの句を、世界に届けよう

季語辞典で見つけた素敵な言葉を使って、今日の一句を詠んでみませんか?無料で投稿でき、他の愛好家と交流できます。

意味・由来\n「扇(おうぎ)」は、あおいで風を起こし、夏の暑さをしのぐための道具です。古くは平安時代から、涼をとる実用性だけでなく、儀礼や芸能、贈答の品、さらには詩歌を書き留める雅な道具として重宝されてきました。扇を開閉するときの洗練された所作や、骨のきしむ音、そこに描かれた美しい絵など、日本人の生活と美意識に深く結びついた、情緒豊かな夏の代表的な季語です。\n\n### この季語で詠むコツ\n単に「あおいで涼しい」という直接的な動作を描写するのではなく、扇を取り巻く周囲の状況や静かな時間経過に焦点を当てるのがコツです。例えば、扇が置かれている畳や机の上の様子、扇の生み出す一瞬の微風、開閉するときの乾いた音、あるいは持ち主の指先や物憂げな表情などを切り取ることで、映像的で深みのある句になります。\n\n### 相性のいい言葉・取り合わせ\n* 動作:置く、畳む、開く、翳す(かざす)、忘る\n* 場所・物:畳、膝、古机、影、てのひら、畳、袂(たもと)\n* 色彩・風情:白(白扇)、かすかな風、静けさ、夕暮れ、絵の具

」の俳句例 (3件)

病んで寝て扇置きたる畳かな
正岡子規【現代語訳】病気で横たわっており、手元に置いてあった扇を畳の上にぽつんと置いたことだ。【鑑賞】結核に侵され、病臥する日々を送っていた子規の日常を淡々と写生した句です。体力が衰え、あおぐことすら億劫になり、ただ畳の上にぽつんと置かれた扇を見つめている様子に、静かな諦念と寂寥感が漂っています。
絵の具解く皿に風あり白扇
芥川龍之介【現代語訳】絵の具を水に溶かしている皿のあたりに、白い扇から送られるかすかな風がそよいでいることだ。【鑑賞】白扇から生み出される静かで細やかな風が、絵の具を溶かしている小さな皿の表面をかすかに揺らしている様子を捉えています。白扇の「白」と絵の具の「色彩」、そしてかすかな風という触覚が融合した、極めて繊細で芸術的な美しさを持つ一句です。
扇置きていよいよ遠き別れかな
渡辺水巴【現代語訳】手に持っていた扇をそっと置いた。これで本当に、二度と会えないような遠い別れの時が来てしまったのだな。【鑑賞】これまであおいでいた扇を置く、という何気ない一つの所作が、別れの決定的な瞬間や覚悟を象徴しています。扇を置いたことで生じる静寂と、いよいよ去っていく相手の後姿を見送る、深い惜別の情が心に染みる名句です。

みんなの「」の詠み(人気順)

この季語を使った人気の投稿はまだありません。

みんなの「」の詠み(新着)

この季語を使った「みんなの詠み」はまだありません。

あなたが最初の1句を詠んでみませんか?

関連する「」の季語

」について深く学ぶ(関連記事)