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珊瑚樹(さんごじゅ)は、ガマズミ科(旧スイカズラ科)の常緑高木です。初夏に白い小花を咲かせた後、秋(8月〜10月頃)になると楕円形の実が艶やかな赤色に熟します。この熟した実の鮮やかな紅色と、枝分かれした房の姿が海の中の「赤珊瑚(サンゴ)」を連想させることから「珊瑚樹」と名付けられました。水分を多く含み火に強いため、古くから生垣や庭木、防火樹として親しまれており、秋の庭先を彩る代表的な実の季語です。
珊瑚樹の最大の魅力は、厚みのある濃い緑の葉と、宝石のように照り輝く「赤」との鮮烈な色彩対比です。秋の澄んだ青空や日差し、あるいは雨に濡れて輝く実の瑞々しさを捉えると鮮明な映像が浮かびます。また、公園や庭の生垣など生活圏に身近な木でもあるため、静かな日常の情景や、実をついばみに来る小鳥たちの気配などを合わせて描写するのも効果的です。
・色彩・光:紅(くれない)、真紅、碧空、秋日、木漏れ日、雨露 ・情景・場所:生垣、庭、寺町、屋敷、小鳥、朝風 ・動詞:熟る(うる)、こぼる、照る、輝く、揺るる
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