花縮砂

花縮砂

はなしゅくしゃ

俳句びと 公式スマートフォンSNS

あなたの句を、世界に届けよう

季語辞典で見つけた素敵な言葉を使って、今日の一句を詠んでみませんか?無料で投稿でき、他の愛好家と交流できます。

意味・由来

花縮砂(はなしゅくしゃ)は、初秋から仲秋にかけて咲くショウガ科の多年草です。園芸名では「ジンジャー」や「ジンジャーリリー」として親しまれています。インドや東南アジア原産で、日本には江戸時代に薬用・観賞用として渡来しました。夕暮れどきから夜にかけて、百合に似た蝶のような純白の美しい花びらを開き、周囲にジャスミンやクチナシを思わせる濃厚で甘い芳香を放ちます。名前の「縮砂」は漢方薬の生薬名に由来し、その薬草に似た花をつけることから「花縮砂」と名付けられました。

この季語で詠むコツ

花縮砂の最大の特徴は、「際立つ純白の花色」と「夕暮れから夜にかけて強まる芳香」です。昼の姿よりも、黄昏時や夜気の中で白く浮かび上がる花姿、あるいは目に見えない夜の闇に満ちる強い香りを捉えると、季語の情感を余すところなく引き出せます。また、花の命は一日花に近くはかないため、移ろいゆく秋の気配や、一瞬の美しさに対する寂寥感と結びつけるのも効果的です。

相性のいい言葉・取り合わせ

・光と闇:「暮色」「夜気」「月影」「闇」「夕影」 ・色と触覚:「真白(ましろ)」「白妙」「冷気」「宵風」 ・嗅覚:「芳香」「薫る」「夜の香」「匂ひ」

花縮砂」の俳句例 (3件)

花縮砂白を極めて暮れにけり
草間時彦【現代語訳】花縮砂がこれ以上ないほどの純白をきわめ、そのまま夕暮れが訪れたことよ。【鑑賞】黄昏の薄闇の中で、花縮砂の白さが一段と際立ち、発光するかのように純度を増していく情景を端的に捉えています。色と光が静かに闇に溶け込んでいく美しさを詠んだ名句です。
花縮砂や母の白寿の近づける
能村登四郎【現代語訳】花縮砂の白い花が咲いている。母の九十九歳を祝う白寿の日も、もうすぐ近づいてきたことだ。【鑑賞】花縮砂のけがれのない白さと、母の長寿を祝う「白寿」の「白」が美しく響き合っています。清らかな花に寄せて老母への深い敬愛と慈しみを表現した温かみのある一句です。
花縮砂白きが暮れて匂ひけり
清崎敏郎【現代語訳】白い花縮砂の姿が暮れゆくにつれて見えなくなると、今度はその甘い香りが立ってきた。【鑑賞】視覚的な「白さ」が夕闇に没していくと同時に、嗅覚的な「匂い」が立ち上がってくる移ろいを鮮やかに描いています。花縮砂の本質である夜の芳香を見事なリズムで詠み留めています。

みんなの「花縮砂」の詠み(人気順)

この季語を使った人気の投稿はまだありません。

みんなの「花縮砂」の詠み(新着)

この季語を使った「みんなの詠み」はまだありません。

あなたが最初の1句を詠んでみませんか?

関連する「」の季語