小柿
autumn 生活

小柿

こがき

俳句びと 公式スマートフォンSNS

あなたの句を、世界に届けよう

季語辞典で見つけた素敵な言葉を使って、今日の一句を詠んでみませんか?無料で投稿でき、他の愛好家と交流できます。

意味・由来

「小柿(こがき)」は、通常の柿に比べて実が小ぶりな柿の総称です。山野に自生する山柿や豆柿、筆柿などの小粒の品種を指します。立派に実る大柿に比べて野趣に富み、素朴でどこか愛らしい風情を持つのが特徴です。晩秋のころ、葉をすっかり落とした枝一面に橙色の小さな実をびっしりと実らせる姿は、山里や街道沿い、古い民家の庭先などに秋の深まりを告げる風物詩として古くから親しまれてきました。

この季語で詠むコツ

大粒の柿が豊穣や甘美な秋を象徴するのに対し、小柿はその「小ささ」「野性味」「素朴さ」に詩情があります。枝に鈴なりになって重そうにしなる姿や、竹竿でもぐ様子、小鳥についばまれたり地面や水面にぽとりと落ちる瞬間などを具体的に捉えると、映像的な句になります。華やかさよりも、山里の静かな暮らしや、秋の哀愁と響き合わせるのが効果的です。

相性のいい言葉・取り合わせ

  • 景物・場所:山里、峠道、茶屋、軒端、石垣、小川、竹竿
  • 色・光:夕茜、木漏れ日、まだら日、青空、橙
  • 動詞・状態:もぐ、落つ、熟す、たわわ、こぼるる、枝しなふ

小柿」の俳句例 (3件)

小柿もぐ山路の茶屋の女かな
正岡子規【現代語訳】山道の峠にある茶屋で、店の女性が軒先の小柿をもいでいることだなあ。 【鑑賞】山歩きの途中で出会ったのどかな秋の光景を平明にスケッチしています。小柿の素朴さが、山あいの素朴な茶屋の風情と女性の日常の仕草に美しく調和しています。
小柿落つ水のまろみにまぎれつつ
飯田蛇笏【現代語訳】小さな柿の実が水の上にぽとりと落ち、水面の柔らかな波紋のなかに溶け込むようにまぎれていく。 【鑑賞】澄んだ水に落ちる小柿の小ささと、水面のまろやかな動きを繊細に捉えた格調高い名句です。静寂な晩秋の山水と自然の調和が見事に描き出されています。
小柿ほどな家がならんで秋暮るる
小林一茶【現代語訳】小柿の実のように小さく慎ましい家が寄り添うように並んでいて、秋の日が暮れていく。 【鑑賞】貧しい庶民の家々の小ささを「小柿ほどな」と比喩した一茶らしい温かくも哀切な一句です。秋の夕暮れの寂しさと人々の慎ましい暮らしぶりがじんわりと心に響きます。

みんなの「小柿」の詠み(人気順)

この季語を使った人気の投稿はまだありません。

みんなの「小柿」の詠み(新着)

この季語を使った「みんなの詠み」はまだありません。

あなたが最初の1句を詠んでみませんか?

関連する「」の季語