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「うみ柿(膿柿)」とは、完熟して果肉がとろりと柔らかくなった柿のことです。自然に木の上で熟しきったものや、渋柿を寝かせて渋を抜きつつ柔らかく熟させたものを指します。熟して崩れそうに柔らかい状態を「膿む(うむ)」と表現した生々しくも生活感あふれる言葉で、秋の深まりとともに味わう独特の甘みと風情を感じさせます。
うみ柿は、固い柿を食べる時と違って、皮を吸うようにすすったり、スプーンですくったりして食べるその所作や感触に特徴があります。指先が少し汚れるような生活感、とろけるような濃厚な甘さ、あるいは熟しすぎて落ちそうな姿など、五感(味覚・触覚・視覚)を具体的に描写すると季語の持つ魅力が際立ちます。
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