国体
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国体

こくたい

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意味・由来

「国体(こくたい)」は「国民体育大会」(2024年より「国民スポーツ大会」に改称)の略称で、日本の秋を代表する一大スポーツの祭典です。1946(昭和21)年に戦後の復興とスポーツ振興を目的として始まり、全国の都道府県を持ち回りで毎年秋に本大会が開催されてきたことから、秋(仲秋〜晩秋)の季語として定着しました。各都道府県を代表する選手たちの熱い競技や炬火(きょか・聖火)リレー、開催地全体が一体となって湧き立つ活気が背景にあります。

この季語で詠むコツ

「国体」という言葉自体が公的で大きな響きを持つため、具体的な情景や感覚を捉えることが大切です。グラウンドを駆け抜ける走者の躍動や伸びる影、澄み渡る秋空にはためく都道府県旗、街を巡る炬火の煙など、視覚的な要素と爽やか秋の気候を合わせると効果的です。スポーツの躍動感だけでなく、地域の人々の温かい応援や歓声、大会後の心地よい静けさなどに着目するのも味わい深い句になります。

相性のいい言葉・取り合わせ

  • 天候・気象:秋晴(あきばれ)、秋高し(あきたかし)、秋風(あきかぜ)、秋澄む(あきすむ)
  • 情景・アイテム:炬火(きょか)、旗(はた)、ユニフォーム、号砲、歓声、グラウンド
  • 動作・状態:駆ける、ひるがえる、集う、影の伸びる

国体」の俳句例 (3件)

国体の炬火の炎や秋の風
山口誓子【現代語訳】国体の炬火の炎が、吹き抜ける秋の風に揺らめいている。 【鑑賞】国体の象徴である炬火(聖火)の燃え立つ炎と、爽やかな秋の風の対比が鮮やかな一句です。情熱的に燃える炎を秋風が吹き抜けていく様子から、スポーツの祭典の清々しさと高揚感が率直に伝わってきます。
国体の走者過ぎゆく秋日和
水原秋桜子【現代語訳】素晴らしい秋晴れの中を、国体の走者たちが目の前を駆け抜けていく。 【鑑賞】澄み切った秋晴れの空の下、目の前を一瞬で駆け抜けていくランナーの姿を爽やかに切り取っています。「秋日和」の明るい光と選手たちのスピード感が調和し、観戦する側の晴れやかな感動を表現しています。
国体の旗翻る秋澄めり
日野草城【現代語訳】国体の旗が秋風にひるがえり、空も空気もどこまでも澄み渡っている。 【鑑賞】競技場に掲げられた大会旗や各都道府県の旗が風にはためく様子と、清澄な秋の空気感を詠んでいます。「秋澄めり」という季語によって、高い青空と大会の爽やかな気風が美しく際立っています。

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