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男郎花(おとこえし)は、秋の七草の一つである「女郎花(おみなえし)」と同じスイカズラ科(旧オミナエシ科)の多年草です。女郎花が黄色い花を優美に咲かせるのに対し、男郎花は全体に大柄で茎が太く、毛が多くてやや粗野な印象を与え、白い小花を咲かせます。その力強く武骨な姿から「男」の字を当てて「男郎花」と名付けられました。山野や日当たりのよい草地に自生し、秋の野山に素朴で野趣あふれる風情を添えます。
女郎花の可憐さや華やかさと比較して、男郎花が持つ「剛健さ」「素朴さ」「野性味」に注目するのがポイントです。白い花群の地味ながら凛とした立ち姿や、風雨に耐える逞しさを捉えると、この花ならではの味わいが引き立ちます。また、女郎花と対比させたり、里山や山道といった飾らない自然の景観のなかに据えたりして詠むと、秋の深まりを趣深く表現できます。
・風、雨、露、日ざし(厳しい自然環境や光の陰影を示す言葉) ・野道、峠、石、古道、畦(人の手があまり入っていない素朴な場所) ・剛き(つよき)、立つ、撓む(たわむ)、白し(力強さや色合いを表す描写語)
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