当薬

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とうやく

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意味・由来 「当薬(とうやく)」はリンドウ科の二年草で、一般には「千振(センブリ)」の名で広く知られる薬草です。千回振り出しても(煎じても)まだ苦いと言われるほどの強烈な苦味を持ち、古くから健胃薬として民間で重宝されてきました。「まさに薬として効くべし」という実効性の高さから「当薬」の名が付けられています。晩秋の山野や日当たりのよい乾いた草地に自生し、秋が深まる頃、白地に淡い紫色の筋が入った小さな星形の花を咲かせます。 ### この季語で詠むコツ 当薬を詠む際のポイントは、白く可憐な星形の小花という「視覚的な愛らしさ」と、舌を刺すような鮮烈な苦味という「味覚的な強さ」の対比を捉えることです。山歩きや野遊びの中で出会う乾いた秋の土や澄んだ山気、穏やかな日だまりの光といった自然環境と取り合わせることで、晩秋の乾いた空気感が際立ちます。また、実際に葉や茎を噛んでみて感じる苦味を通して、心身が引き締まる感覚や旅の情愁を表現するのも効果的です。 ### 相性のいい言葉・取り合わせ 噛む、噛みて、舌、苦し、白し、星形、乾く、土、山気(さんき)、日和、日だまり、尾根、健やか、下山。

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