夏梅
summer 植物

夏梅

なつうめ

俳句びと 公式スマートフォンSNS

あなたの句を、世界に届けよう

季語辞典で見つけた素敵な言葉を使って、今日の一句を詠んでみませんか?無料で投稿でき、他の愛好家と交流できます。

意味・由来

「夏梅(なつうめ)」は、初夏から夏にかけて実を結び、青から黄色へと熟していく梅の実や、青々と葉を茂らせた梅の木そのものを指す季語です。春に美しい花を咲かせた梅が、夏には生命力あふれる緑の葉を蓄え、豊かな実を実らせる様子は、季節の移り変わりと自然のたくましさを感じさせます。実梅(みうめ)や青梅(あおうめ)とも重なる部分がありますが、「夏梅」という言葉には、夏の強い日差しや、その中で育まれる生命の瑞々しさがより強く響きます。

この季語で詠むコツ

夏梅を詠む際は、その「色」「質感」「音」に着目すると効果的です。青々とした葉の緑や、まだ硬い実の青さ、あるいは熟して黄色くなった実の色彩対比を意識しましょう。また、実がポトリと落ちる音や、周囲を流れる水の音など、聴覚的な要素を取り入れることで、夏の静けさや涼しさを表現することができます。単に梅の実を描写するだけでなく、その背景にある夏の光や風を感じさせることがポイントです。

相性のいい言葉・取り合わせ

「夏梅」は、その瑞々しさや酸っぱさ、重みを引き立てる言葉と相性が良いです。例えば、「青い」「硬き」「落ちる」「草の中」といった視覚や触覚に訴える言葉や、「水の音」「雨」「風」といった自然の動きを表す言葉、さらに「拾う」「もぐ」といった人間の動作などと取り合わせることで、夏梅が持つ生命力や、どこか懐かしい日常のひとコマを鮮やかに描き出すことができます。

夏梅」の俳句例 (3件)

夏梅や落ちてそのまま草の中
正岡子規【現代語訳】夏の梅の実がポトリと落ちて、そのまま青々とした草の中に静かに収まっている。【鑑賞】夏の日に、熟した梅の実が自然に地面へ落ちる様子を写生した一句です。生い茂る夏草の中に、落ちた梅がそのままの姿で隠れるように転がっている光景は、夏の静寂と自然のありのままの営みを感じさせます。
夏梅の青きに針を刺しにけり
室生犀星【現代語訳】夏に実った青く硬い梅の実に、チクリと針を刺してみた。【鑑賞】青い夏梅に針を刺すという、非常に感覚的で瑞々しい描写です。針を刺した瞬間の果肉の抵抗感や、そこから滲み出るかもしれないわずかな酸っぱい汁、そして夏の青い光が、針の一刺しによって鮮烈に表現されています。
夏梅や一歩にちかき水の音
飯田蛇笏【現代語訳】夏の梅の木が立つ庭に佇んでいると、わずか一歩踏み出したすぐ近くから、涼やかな水の音が聞こえてくる。【鑑賞】梅の実が熟す初夏の庭の情景です。生い茂る夏梅の葉の陰から、かすかに、しかしすぐ近くで水が流れる音が聞こえてくることで、夏の暑さの中にある清涼感と、水辺の豊かな自然が立体的に描き出されています。

みんなの「夏梅」の詠み(人気順)

この季語を使った人気の投稿はまだありません。

みんなの「夏梅」の詠み(新着)

この季語を使った「みんなの詠み」はまだありません。

あなたが最初の1句を詠んでみませんか?

関連する「」の季語