大蜆
spring 生活

大蜆

おおしじみ

俳句びと 公式スマートフォンSNS

あなたの句を、世界に届けよう

季語辞典で見つけた素敵な言葉を使って、今日の一句を詠んでみませんか?無料で投稿でき、他の愛好家と交流できます。

意味・由来 大蜆(おおしじみ)は、春に殻が大きくなり、身がふっくらと肥えたシジミを指す春の季語です。シジミ自体は通年手に入りますが、春のシジミは「寒シジミ」に対して「春シジミ」とも呼ばれ、産卵期を前にして最も旨味が乗り、殻も大きく成長します。特に琵琶湖などで獲れる瀬田蜆(せたしじみ)などはその代表例です。古くから庶民の栄養源として親しまれ、春の訪れとともに食卓を豊かに彩る食材として親しまれてきました。 ### この季語で詠むコツ 大蜆を詠む際は、その「大きさ」や「力強さ」に注目することがポイントです。通常の小さなシジミとは異なり、大蜆にはしっかりとした存在感があります。水の中で砂や泥を吐く様子、殻と殻が触れ合う音、調理する際の湯気や匂いなど、五感を刺激する具体的な描写を心がけると、春の生命力や生活感が生き生きと表現できます。 ### 相性のいい言葉・取り合わせ 【水・容器】盥(たらい)、バケツ、深皿、朝の水 【動作・状態】砂吐く、泥を吐く、洗ふ、音、夜更け

大蜆」の俳句例 (3件)

大しじみ生きて洗はるる盥かな
室生犀星【現代語訳】たらいの中で、生きている大しじみが洗われていることよ。【鑑賞】春の豊かな水の中で、ゴシゴシと洗われる大しじみのたくましい生命力を、盥という日常の道具を通して活写した句です。
大蜆泥吐ききつて静まりぬ
鈴木真砂女【現代語訳】大しじみが体の中の泥をすっかり吐き出して、静かに落ち着いている。【鑑賞】泥を吐き出すという蜆の生理現象を、どこか潔く、また物静かな佇まいとして捉えています。作者自身の人生の年輪や覚悟さえも感じさせる深みがあります。
大蜆砂吐く音の夜ふけたり
大野林火【現代語訳】大しじみが砂を吐き出すわずかな音が、夜が更けるにつれてしんしんと聞こえてくる。【鑑賞】静まり返った夜の台所で、バケツやボウルの中からかすかに聞こえる「ちちっ」というような砂を吐く音。大蜆ならではの、確かな生命の息吹と、夜の静寂の対比が見事です。

みんなの「大蜆」の詠み(人気順)

この季語を使った人気の投稿はまだありません。

みんなの「大蜆」の詠み(新着)

この季語を使った「みんなの詠み」はまだありません。

あなたが最初の1句を詠んでみませんか?

関連する「」の季語