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逃水(にげみず)は、春の暖かく晴れた日に、風がなく穏やかな屋外で、前方のアスファルトや地面に水がたまっているように見える現象です。近づくと前方へ逃げるように消えてしまうことからこの名がつきました。科学的には光の屈折による蜃気楼の一種ですが、古くは武蔵野の広大な原野で見られる風物詩として知られ、和歌や俳諧の時代から「春の季語」として親しまれてきました。
逃水は「実体がないのにそこに見える」という幻想的な性質を持っています。そのため、目の前の現実の風景を描写しつつも、どこか寂しさや焦燥感、浮遊感を漂わせる句が生まれやすいです。車を運転しているときや、どこまでも続く一本道を歩いているときの「目的地にたどり着けない感覚」や「距離感」を、自身の心情に重ねて表現してみると良いでしょう。
・道や移動を表す言葉(アスファルト、自転車、国道、歩行、果て) ・視覚や感覚を揺さぶる言葉(まぼろし、揺れる、乾く、消え去る、淡い)
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