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「蛙(かえる)」は春の季語で、冬眠から目覚めて活動を始める蛙たちの様子を指します。古くは『万葉集』や『古今和歌集』の時代から「かわず」として和歌に好んで詠まれてきました。現代でも田んぼや水辺で鳴く声、コミカルに跳びはねる姿、水に飛び込む音など、五感を通して春の訪れと生命の息吹を感じさせる、非常に親しみ深く人気のある季語です。
蛙を詠む際は、単に「鳴いている」という事実を描写するだけでなく、「どのような声か」「どのような動きか」を具体的に描写することがポイントです。また、蛙の姿を人間のように見立てる「擬人化」も効果的です。のどかな春の昼下がり、あるいは少し寂しげな春の夜など、時間帯や周囲の風景と蛙の対比を意識すると、より深みのある句になります。
蛙鳴く
自転車止めし
川の土手
蛙跳ね
月の雫を
揺らしけり
蛙見ゆ
春の小川の
玻璃の底
蛙鳴く
夕べの水に
星ひとつ
蛙ゐて
水のひかりの
やはらかし
蛙跳ね
月の雫を
揺らしけり
蛙見ゆ
春の小川の
玻璃の底
蛙ゐて
水のひかりの
やはらかし
蛙鳴く
夕べの水に
星ひとつ
蛙鳴く
自転車止めし
川の土手