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「白ぐわゐ(しろぐわい)」は、カヤツリグサ科の「シナクログワイ」という植物の塊茎(地下茎が肥大したもの)を指す春の季語です。お正月料理などで見かけるお馴染みの「クワイ(オモダカ科)」とは異なる植物で、中華料理の炒め物などでよく使われるシャキシャキとした独特の食感が特徴です。泥のついた外皮を剥くと、中から驚くほど透き通るような真っ白な実が現れることから「白慈姑」の名があります。春先の食膳に新鮮な清涼感をもたらす食材として親しまれてきました。
白慈姑を詠む際は、その「圧倒的な白さ」と「硬質な触感」、そして「調理する際の手元」に注目するのがコツです。茶色い皮を剥くことで現れる鮮烈な白のコントラストや、包丁を入れたときの小気味よい手応え、水にさらしたときの冷たさなど、五感(視覚・触覚・聴覚)を働かせた写生を意識すると、生活感と美しさが同居した瑞々しい句が生まれます。
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