夏の月
俳句びと 公式スマートフォンSNS

あなたの句を、世界に届けよう

季語辞典で見つけた素敵な言葉を使って、今日の一句を詠んでみませんか?無料で投稿でき、他の愛好家と交流できます。

意味・由来

「夏の月」とは、夏の夜空に浮かぶ月のことです。俳句の世界において単に「月」といえば秋の名月を指しますが、夏の月にも特有の味わいがあります。照りつける太陽が沈んだあと、蒸し暑さが残る夕暮れから夜にかけて昇る月は、青白く澄んだ光で地表を照らし、人々に心地よい涼しさをもたらしてくれます。短い夏の夜を足早に巡っていく儚さや、夕涼みの安らぎとともに古くから愛されてきた季語です。

この季語で詠むコツ

秋の月のような凛とした孤高の美しさや寂寥感とは異なり、夏の月は「暑さを癒やす清涼感」や「夜の安堵感」を軸に詠むのが基本のコツです。日中の厳しい暑さや労働の疲れを背景に置くことで、月の光がもたらす涼やかさが一層際立ちます。また、川辺や海辺などの水辺の情景、あるいは夜風や肌に残る汗といった五感の感覚と取り合わせることで、生活感や情感のあふれる生き生きとした一句になります。

相性のいい言葉・取り合わせ

・水面、波音、夜風、渚(涼やかさや夜の空気を感じさせる言葉) ・夕涼み、短夜、浴衣、団扇(夏の夜の風情や暮らしを描く夏の言葉) ・青し、白し、渡る、潤む(月の光の質感や動きを捉える言葉)

「夏の月」の俳句例 (5件)

眞黒に茄子ひかるや夏の月
正岡子規『寒山落木 巻一』(青空文庫)
夏の月御油より出でゝ赤坂や
松尾芭蕉『芭蕉俳句全集』(Wikisource)
夏の月かゝりて色もねずが関
高浜虚子『五百五十句』(青空文庫)
鱗ちる雜魚場のあとや夏の月
正岡子規『寒山落木 巻一』(青空文庫)
消壺や果敢なき夢を夏の月
松尾芭蕉『芭蕉俳句全集』(Wikisource)

みんなの「夏の月」の詠み

この季語を使った「みんなの詠み」はまだありません。

あなたが最初の1句を詠んでみませんか?

みんなの新着句

過ぎゆくや

無人の駅の

花梨の実

照坊主

秋の野遊び

明日かな

秋の灯の

駅舎に一人

傘をさす

訂正や

残暑でなくて

真夏です

秋鵜飼

落ち鮎咥え

鵜が競う

友の顔

汗と花火の

光る街

関連する「夏」の季語

新年の季語も見てみませんか

新年の季語一覧

あわせて読みたい俳句の記事