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夾竹桃(きょうちくとう)は、盛夏から晩夏にかけて赤やピンク、白などの鮮やかな花を次々と咲かせる常緑の小高木です。葉が細長く竹に似ており、花が桃の花に似ていることからこの名が付けられました。乾燥や大気汚染、暑さに非常に強く、生命力が旺盛なため、街路樹や高速道路の分離帯、公園や学校などによく植えられています。広島の原爆焦土にいち早く咲いた花としても知られ、たくましさと同時に、鎮魂の情を呼び起こす花でもあります。
夾竹桃を詠む際は、夏の烈日や乾いた空気、都会の埃っぽさなど、過酷な環境と取り合わせることでその強い存在感が引き立ちます。アスファルトの照り返しの中に咲く鮮やかな赤や白を捉えたり、葉の濃い緑と日差しのコントラストを描いたりすると効果的です。また、美しい花でありながら強い毒性を持つという二面性に着目し、どこか不穏で妖しい夏の情景を詠み込むのも面白いアプローチです。
・アスファルト、国道、高架橋(都会の乾いた情景を描く無季の言葉) ・炎天、日盛り、油照(夏の強い日差しや熱気を表す夏の季語) ・白煙、埃、砂埃(街の喧騒や渇きを表す無季の言葉) ・眩し、翳り、真紅(色彩や明暗を強調する言葉)
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