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夏風邪(なつかぜ)は、夏の暑い盛りにひく風邪のことです。冬の風邪と比べて熱が下がりにくく、お腹を壊したり、だるさが長く残ったりするのが特徴です。古くから「夏風邪は馬鹿がひく」という俗言がありますが、これは決して蔑みではなく、油断しやすい季節だからこそ注意しなさいという戒めから生まれた言葉です。現代では冷房による冷えや、冷たいものの飲み過ぎなどから体調を崩すことも多く、夏の生活実感が色濃くにじむ季語となっています。
外のまぶしい陽射しや青空の明るさと、病室・寝室の薄暗さや熱っぽさとの「明暗の対比」を意識すると効果的です。また、冬の風邪と違って「汗」「だるさ」「寝苦しさ」が強く付きまとうため、じっと見つめる天井や、肌にまとわりつく寝具など、身の回りのささやかな感覚を切り取ることで、病中のやるせなさが生々しく伝わります。
・体温計、薬、枕、天井、ため息(病気の状況や心理を伝える無季の言葉) ・氷水、扇風機、夏布団、青空、夕立(夏の気候や生活の道具)