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「木の枝払う」は、初夏から夏にかけて、青々と生い茂った樹木の不要な枝を切り落として整理する作業を指す夏の季語です。夏の強い日差しを浴びて木々は勢いよく緑の葉を繁らせますが、そのままにしておくと風通しが悪くなり、害虫の発生原因になったり、電線や家屋に干渉したり、あるいは庭を暗くしてしまいます。そこで、余分な枝を切り払うことで光と風の通り道を確保します。作業の後に周囲が急に明るくなり、夏の強い光が地面に差し込む様子は、夏の生活実感を強く伴う光景です。
この季語で詠む際は、枝を切り落としたことによって生じる「劇的な変化」に着目するのがコツです。それまで遮られていた青空が急に広く見えたり、強烈な日の光が差し込んできたりといった視覚的な変化や、切り口から立ち上る青臭く瑞々しい樹液の匂い、鋸(のこぎり)の音など、五感を刺激する要素を盛り込むと、非常に写実的で生き生きとした句になります。
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