木の枝払う

木の枝払う

きのえだはらう

俳句びと 公式スマートフォンSNS

あなたの句を、世界に届けよう

季語辞典で見つけた素敵な言葉を使って、今日の一句を詠んでみませんか?無料で投稿でき、他の愛好家と交流できます。

意味・由来

「木の枝払う」は、初夏から夏にかけて、青々と生い茂った樹木の不要な枝を切り落として整理する作業を指す夏の季語です。夏の強い日差しを浴びて木々は勢いよく緑の葉を繁らせますが、そのままにしておくと風通しが悪くなり、害虫の発生原因になったり、電線や家屋に干渉したり、あるいは庭を暗くしてしまいます。そこで、余分な枝を切り払うことで光と風の通り道を確保します。作業の後に周囲が急に明るくなり、夏の強い光が地面に差し込む様子は、夏の生活実感を強く伴う光景です。

この季語で詠むコツ

この季語で詠む際は、枝を切り落としたことによって生じる「劇的な変化」に着目するのがコツです。それまで遮られていた青空が急に広く見えたり、強烈な日の光が差し込んできたりといった視覚的な変化や、切り口から立ち上る青臭く瑞々しい樹液の匂い、鋸(のこぎり)の音など、五感を刺激する要素を盛り込むと、非常に写実的で生き生きとした句になります。

相性のいい言葉・取り合わせ

  • 光や空:青空、日の光、日ざし、木漏れ日、あつさ
  • 木の様子:夏木立、幹、青葉、若葉、樹液
  • 動作・道具:鋸(のこ)、鋏(はさみ)、響く、落つ、汗

木の枝払う」の俳句例 (4件)

枝打ちの斧の光の地まで落ち
枝払ふてひろごりし日のあつさかな
日野草城【現代語訳】庭の木の余分な枝を切り払ったところ、そこから一気に差し込んできた太陽の光が広がり、いっそう夏の暑さが強く感じられることよ。【鑑賞】枝を払うという日常の作業によって生じる、光と熱のダイナミックな変化を見事に捉えた句です。木陰が失われた瞬間に、夏の強烈な太陽光が容赦なく降り注ぎ、肌に触れる「あつさ」が急激に増した実感をリアルに表現しています。
枝払ひていよいよ高き夏木立
山口誓子【現代語訳】うっそうとした夏の木立の枝を切り払うと、遮るものがなくなり、木立が天に向かってますます高くそびえ立っているように見える。【鑑賞】枝を払うことで木の輪郭や幹の線が強調され、視線が自然と上空の青空へと導かれます。夏木立の力強い生命力と、空の広がり、そして作業後の清々しさが一体となった爽快な一句です。
枝払ふて幹のあらはに夏木立
阿波野青畝【現代語訳】夏の木立の枝を払ったことによって、それまで鬱蒼とした葉に隠れていた木々の幹が、白日の下に力強くその姿を現した。【鑑賞】生い茂る葉を整理することで、隠されていた樹木の「骨格」である幹が露わになる様子をありのままに写生しています。自然の緑の奥にある力強い生命の軸(幹)に焦点を当て、夏の頼もしさを感じさせる作品です。

みんなの「木の枝払う」の詠み(人気順)

この季語を使った人気の投稿はまだありません。

みんなの「木の枝払う」の詠み(新着)

この季語を使った「みんなの詠み」はまだありません。

あなたが最初の1句を詠んでみませんか?

関連する「」の季語