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「草矢(くさや)」とは、チガヤやススキ、メヒシバなど道端や野原に茂る草の茎や葉を使い、矢のように細工して指先で弾いたり吹き飛ばしたりして遊ぶ、昔ながらの草遊びのことです。草木が青々と勢いよく伸びる初夏から真夏にかけての季語とされています。身近な自然の草をそのまま遊び道具にして競い合った、素朴でどこか懐かしい子供たちの情景を思い起こさせる言葉です。
草矢を詠むときは、指先の小さな動作や、草をちぎったときの青臭い香り、風に乗って飛んでいく矢の軽やかさなど、五感を働かせた描写を入れると瑞々しい句になります。単なる思い出話にとどめず、土手や原っぱの青空、子供たちの明るい笑い声など、周りの夏らしい風景を大きく広げて対比させると、小さな草矢の存在感がより鮮やかに引き立ちます。
・土手、川原、草むら、原っぱ(草矢の舞台となる自然の風景) ・青空、日差し、夏風、雲(夏の光や風を感じさせる言葉) ・指先、放つ、射る、飛ぶ、弾く(草矢を飛ばす動作を表す言葉) ・少年、童、靴音、笑い声(無邪気に遊ぶ気配を伝える言葉)
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