草取
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意味・由来

「草取(くさとり)」とは、畑や庭、あぜ道などに生い茂る雑草を引き抜く作業のことです。夏の季語として扱われます。夏は太陽の光と豊かな雨によって、草木が驚くほどの生命力で一気に伸びる季節です。放っておくと作物の成長を妨げたり景観を損ねたりするため、炎天下での草取りは欠かせない労働となります。屈みながら行う地道で過酷な作業ですが、生活に密着した夏の風物詩として古くから俳句に詠まれてきました。

この季語で詠むコツ

単に「草を取って疲れた」と説明するのではなく、五感を使って作業の具体景を切り取ることが成功のコツです。例えば、草を根元から引き抜くときの「ブチッ」という手応えや音、むせ返るような青草の匂い、手についた湿った土の感触、滴る汗などに注目してみましょう。また、腰を伸ばしてふと見上げた空の青さや、通り抜ける一筋の風など、過酷な作業の合間に感じる爽快感や救いを対比させると、詩情がぐっと深まります。

相性のいい言葉・取り合わせ

・土、指先、泥、素手、爪(作業の手元や身体の部位) ・麦わら帽子、手拭、日傘、長靴(日除けや作業の身の回り品) ・汗、木陰、井戸水、夕風(暑さや作業の合間の涼感を表す言葉)

「草取」の俳句例 (2件)

早乙女の名を落しけり田草取
正岡子規『寒山落木 巻一』(青空文庫)
折々は田螺にぎりつ田草取
正岡子規『寒山落木 巻一』(青空文庫)

みんなの「草取」の詠み

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