夜振火
summer 時候

夜振火

よぶりび

俳句びと 公式スマートフォンSNS

あなたの句を、世界に届けよう

季語辞典で見つけた素敵な言葉を使って、今日の一句を詠んでみませんか?無料で投稿でき、他の愛好家と交流できます。

意味・由来\n「夜振火(よぶりび)」とは、夏の夜に川や浅海において、松明の火を振り動かして魚(鮎やボラなど)をおびき寄せ、あるいは驚いて動きが鈍ったところを網や銛(もり)などで捕らえる「夜振り」という伝統的な漁法で使われる火のことです。暗闇の中で揺らめく炎は幻想的であり、夏の夜の風情を強く感じさせる情景として古くから親しまれてきました。\n\n### この季語で詠むコツ\n夜振火を詠む際には、単に火の光を写生するだけでなく、火が照らし出す「周囲の闇の深さ」や、「水面の揺らめき」「水の音」など、五感に響くディテールを捉えるのがコツです。火を振る人の息づかいや、網にかかる魚の躍動感など、一瞬の動と静の対比を意識すると、より臨場感のある句になります。\n\n### 相性のいい言葉・取り合わせ\n- 水に関する言葉:せせらぎ、川瀬、波の音、水鏡、飛沫(しぶき)\n- 闇や夜に関する言葉:漆黒、川底、星、夜風、岸\n- 動きに関する言葉:鮎(あゆ)、鱗(うろこ)、跳ねる、消えゆく

夜振火」の俳句例 (3件)

夜振火や水底に見ゆる石の数
飯田蛇笏【現代語訳】夜振りの松明の火に照らされて、暗い川底にある石の数が一つ一つはっきりと見えることだ。\n【鑑賞】激しく揺れる火の光が、一瞬だけ川底を鮮明に映し出す様子を捉えた写実的で力強い一句です。水の透明度と火の強烈な明るさが同時に伝わってきます。
夜振火の消え行く水の暗さかな
正岡子規【現代語訳】夜振りの火が消えていくと、その後に広がる川水の暗さは、いっそう深く感じられることだ。\n【鑑賞】火が消えた瞬間の落差に焦点を当て、視覚的な闇の深さを表現した句。明から暗への急激な変化が、夜の川の冷たさや静寂を際立たせています。
夜振火や川をへだてて見るばかり
高浜虚子【現代語訳】向こう岸で行われている夜振りの火を、川を隔てたこちら側から、ただじっと眺めているばかりである。\n【鑑賞】遠くから眺める夜振火の幻想的な美しさと、そこに参加できない静かな傍観の心理が巧みに表現されています。川の幅がもたらす距離感が、静寂と活気の対比を生んでいます。

みんなの「夜振火」の詠み(人気順)

この季語を使った人気の投稿はまだありません。

みんなの「夜振火」の詠み(新着)

この季語を使った「みんなの詠み」はまだありません。

あなたが最初の1句を詠んでみませんか?

関連する「」の季語