露葎
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意味・由来

「露葎(つゆむぐら)」とは、カナムグラやヤエムグラなど、秋に生い茂ったつる草(葎)に朝露や夜露がびっしりと降りている情景を指す秋の季語です。古来、荒れ果てた住まいを「葎の宿」と呼んだように、葎は人の手が入らない寂れた場所の象徴でした。そこに儚く消えゆく「露」が宿ることで、秋特有の荒涼感、侘びしさ、そして無常の美しさがより一層強調されます。

この季語で詠むコツ

単に「草に露がついて濡れている」という表面的な描写にとどまらず、その場に漂う静寂や冷気、人の気配のなさを五感で捉えて詠むのがコツです。早朝の光を浴びて一瞬だけ白く輝く露の美しさと、足元に絡みつく鬱陶しい雑草という「美」と「荒廃」のコントラストを描くことで、句に深い陰影と情感を生み出すことができます。

相性のいい言葉・取り合わせ

寂寥感や時間の経過を感じさせる言葉と好相性です。 ・建物・構造物:古寺、廃屋、板塀、古井戸、格子窓 ・自然・時間帯:朝影、夕日、蜘蛛の巣、薄日、夜道 ・動作・状態:踏み分ける、濡れそぼつ、絡まる、しづく、音の途絶えた空間

みんなの「露葎」の詠み

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