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山栗(やまぐり)とは、山野に自生している野生の栗のことで、「柴栗(しばぐり)」とも呼ばれます。人里で丹精込めて育てられる栽培種の栗に比べると、実は非常に小ぶりで皮も硬いですが、野性味にあふれた素朴な甘みと濃密な風味が特徴です。古くから山里の貴重な実りとして親しまれ、秋が深まるにつれていがが裂け、山道や雑木林の地面にころころと落ちている様子には、自然のままの風情と深い趣が感じられます。
山栗を詠む際は、栽培栗のようなふくよかさや華やかさではなく、その「小粒さ」や「野趣」に着目するのが大きなコツです。厳しい自然の中で育った実の硬さ、手のひらにいくつも乗る愛らしさ、山歩きの足元で見つけたときの素朴な喜びなどを具体的に描写してみましょう。また、いがが弾ける乾いた音や、落ち葉に埋もれる姿、山里の静かな暮らしや自然の厳しさと結びつけることで、奥行きのある情緒豊かな作品に仕上がります。
・山道、杣道(そまみち)、石畳、崖 ・掌(てのひら)、籠(かご)、指先、袂(たもと) ・拾う、転がる、弾ける、踏む ・小粒、硬き、山里、日差し
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