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「点突草(てんつきそう)」は、カヤツリグサ科の一年草または多年草である「テンツキ(天突)」を指す秋の季語です。日当たりのよい湿地や水田のあぜ道、野原などに自生します。晩夏から秋にかけて、細くすらりと伸びた花茎の先端に、米粒ほどの小さな褐色の小穂を天に向かってツンと突き出すようにつけることから、「天を突く」あるいは「点が突き出ている」という意味でこの名がつきました。派手な花びらを持たない地味な草ですが、秋風に吹かれる姿には独特の寂びた風情があります。
点突草の魅力は、その素朴で細身な佇まいと、天を指すような穂の形状にあります。群生する様子よりも、野辺やあぜ道にさりげなく一本、二本と穂を立てている細やかな姿に焦点を当てると、秋の静けさや哀愁が際立ちます。また、秋が深まるにつれて穂が枯れ色・赤褐色へと変化していく「色合いの移ろい」を捉えるのも効果的です。
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