鶏頭

鶏頭

けいとう

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意味・由来

鶏頭(けいとう)はヒユ科の一年草で、晩夏から晩秋にかけて鮮やかな花を咲かせる植物です。その名の通り、ニワトリの雄のトサカ(鶏冠)に似た肉厚でうねりのある花穂をつけることから名付けられました。深紅や朱色、黄色などの鮮烈な色彩と、ビロードのような独特の手触り・質感が大きな特徴です。秋の庭先や畑の隅、道端などにすっくと立ち並ぶ姿は、どこかユーモラスでありながら、秋の深まりの中で目を引く強い生命力を放ちます。

この季語で詠むコツ

鶏頭は、秋の草花にありがちな「儚さ」や「寂しさ」とは対照的な、圧倒的な量感と造形の面白さを持っています。そのため、情緒に流されすぎず、その塊としての存在感や、燃え立つような色彩、まっすぐに立つ力強さをストレートに描写することがポイントです。また、病床からの観察のように「本数」や「並び」に着目したり、秋風や野分(台風)に煽られて重そうに揺れる・倒れる姿を対比させたりすると、鮮烈な情景を描き出すことができます。

相性のいい言葉・取り合わせ

  • 質感・色彩を表す言葉(ビロード、深紅、厚き、朱、艶)
  • 立ち姿や数・配置(十本、林立、傾く、庭の隅、倒るる)
  • 秋の風物・天候(野分、秋晴、朝露、雁、夕日)

「鶏頭」の俳句例 (5件)

萩むらに夕影乗りし鶏頭かな
松本たかし『松本たかし句集』(青空文庫)
我去れば鶏頭も去りゆきにけり
松本たかし『松本たかし句集』(青空文庫)
鶏頭のほと/\暮れてまだ暮るゝ
松本たかし『松本たかし句集』(青空文庫)
鶏頭に飛び来る雨の迅さかな
松本たかし『松本たかし句集』(青空文庫)
鶏頭育つ花壇の外の唯の土
松本たかし『松本たかし句集』(青空文庫)

みんなの「鶏頭」の詠み

華やかに

グロテスクなり

鶏頭花

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