日暮

日暮

ひぐらし

俳句びと 公式スマートフォンSNS

あなたの句を、世界に届けよう

季語辞典で見つけた素敵な言葉を使って、今日の一句を詠んでみませんか?無料で投稿でき、他の愛好家と交流できます。

意味・由来

「日暮(ひぐらし)」は、セミ科の昆虫ヒグラシのことです。「蜩」や「茅蜩」とも表記されます。日の出前や夕暮れ時の薄暗い時間帯、あるいは鬱蒼とした森林や曇天の折に、「カナカナカナ……」と甲高く澄んだ美しい声で鳴くことから「日を暮らす」という意味でその名が付きました。夏の盛りから声を聞くことができますが、その声がもたらす清涼感や哀愁が夏の終わりと秋の訪れを強く印象づけるため、歳時記では秋(三秋)の季語に分類されています。

この季語で詠むコツ

日暮を詠む最大のポイントは、その鳴き声がもたらす「静寂」や「哀感」を捉えることです。単に「鳴いている」と報告するのではなく、夕日が沈みゆく光と影のコントラストや、山裾から冷えてくる風の気配など、視覚や皮膚感覚を掛け合わせると効果的です。また、賑やかな真夏の蝉時雨が去った後の物寂しさや、淡々と過ぎゆく一日への感慨、郷愁といった心情を重ね合わせることで、しっとりと余韻のある句に仕上がります。

相性のいい言葉・取り合わせ

  • 空間・情景:杉木立、山影、古寺、青田、渓流、障子
  • 気象・時間:薄暮、暮色、夕嵐、黄昏、夕日影、夕冷え
  • 感覚・心情:澄む、寂けし、遠音、ひと声、暮れゆく

日暮」の俳句例 (3件)

蜩やひと声づつのなつかしき
久保田万太郎【現代語訳】ひぐらしが鳴いている。その一声一声がしみじみと心に染み入り、なんとも懐かしく思い出されることだ。【鑑賞】万太郎の持つ江戸情緒と寂寥感が色濃く反映された名句です。夕暮れに響くひぐらしの澄んだ鳴き声を聞きながら、過去の記憶や大切な人々への思慕を淡く重ね合わせています。
蜩や青田の面を夕嵐
正岡子規【現代語訳】ひぐらしが鳴く夕暮れ時、青々とした田んぼの穂先を夕方の強風が吹き抜けていく。【鑑賞】ひぐらしの哀切な声(聴覚)と、一面の青田を波打たせる夕嵐(視覚・触覚)を巧みに対比させた一句です。秋の初めの冷気と自然の力強さが立体的に描かれています。
蜩やきのふも暮れしけふも暮れ
小林一茶【現代語訳】ひぐらしが鳴いている。昨日もこうして日が暮れていき、今日もまた静かに暮れていくことだ。【鑑賞】平易な言葉遣いの中に、淡々と過ぎ去る日々の無常観を込めた一茶らしい句です。変わり映えのない日常の哀歓と、夕闇を告げるひぐらしの声が見事に響き合っています。

みんなの「日暮」の詠み(人気順)

この季語を使った人気の投稿はまだありません。

みんなの「日暮」の詠み(新着)

この季語を使った「みんなの詠み」はまだありません。

あなたが最初の1句を詠んでみませんか?

関連する「」の季語

日暮」について深く学ぶ(関連記事)