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「冬蝗(ふゆいなご)」は、秋を代表する昆虫である蝗が、冬になっても死に絶えずに生き残っている姿を指す季語です。寒さの中で体色は枯れ草と同じような茶褐色に変わり、動きも非常に緩慢になります。冷たい風に耐えながら、枯れ野や土の上でじっとしている姿には、哀れさと同時に、極限の状況でも生きようとする執念深い生命の輝きが感じられます。
秋の蝗のように勢いよく飛び跳ねる姿ではなく、寒さのために「跳べない姿」や「這うような動き」を描写するのがポイントです。また、枯れ草や土の色と同化している様子を客観的にスケッチすることで、冬の景色の寂寥感と、そこにひっそりと存在する命の対比を鮮やかに表現できます。
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