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「秋鰹(あきかつお)」とは、秋に親潮(寒流)に乗って北の海から太平洋岸を南下してくる鰹のことです。春に黒潮に乗って北上する若々しい「初鰹」に対して、「戻り鰹(もどりかつお)」や「下り鰹(くだりかつお)」とも呼ばれます。春の初鰹が脂が少なくさっぱりとした赤身であるのに対し、秋鰹はエサをたっぷりと食べて南下してくるため、魚体が丸々と太り、脂がしっかりとのって濃厚な旨味があるのが特徴です。豊かな実りの秋を象徴する代表的な海の味覚として親しまれています。
初鰹の持つ「勢い」「青葉」「清々しさ」といったイメージに対し、秋鰹は「豊潤な脂」「こってりとした旨味」「秋の深まり」を意識して詠むのがポイントです。夕餉(ゆうげ)の団欒や、包丁を入れたときのずっしりとした手応え、立ちのぼる香ばしさなど、五感(特に味覚・触覚・視覚)を働かせて具体的に描写すると、秋鰹ならではの充実感が立ち上がります。
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