鵜
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意味・由来

「鵜」は水辺に生息し、巧みに水に潜って魚を捕らえる大型の水鳥です。古くから鮎などを獲らせる伝統漁法「鵜飼」の主役として人々に親しまれてきました。夏の季語に分類されており、清らかな川や豊かな海などの水景とともに、力強い生命力や夏の夕暮れの涼味、幽玄な風情を象徴する鳥として多くの俳句に詠まれています。

この季語で詠むコツ

鵜の持つ独特の動きや生態に着目するのが作句のポイントです。勢いよく水中に潜る瞬間や、再び水面へと浮かび上がってくる動的な姿はもちろん、岩の上で濡れた羽を大きく広げて乾かしている静かで力強い佇まいを捉えるのも面白いでしょう。鵜飼の光景を詠む際は、暗闇に揺れるかがり火の明かりや鵜匠の掛け声、激しい水音といった視覚や聴覚の要素と組み合わせることで、臨場感あふれる一句になります。

相性のいい言葉・取り合わせ

・水辺の情景:瀬音、川波、夕浅瀬、濡れ岩、早瀬 ・夏の宵や光:かがり火、川風、薄暮、水煙 ・動作や様子:潜く、羽広ぐ、息継ぎ、首長き

「鵜」の俳句例 (5件)

おそろしや闇に亂るゝ鵜の篝
正岡子規『寒山落木 巻一』(青空文庫)
巢立ちせり鵜の子や海を戀ふるらむ
松尾芭蕉『芭蕉俳句全集』(Wikisource)
梅雨晴や鵜の渡り居る輪島崎
はら/\と風にはちくや鵜の篝
正岡子規『寒山落木 巻一』(青空文庫)
鵜の首の蛇とも見えて恐ろしき
正岡子規『寒山落木 巻一』(青空文庫)

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