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厚皮香(こうひこう)とは、モッコク科の常緑高木である「モッコク」の漢名であり、仲夏から晩夏にかけての季語です。江戸時代から「庭木の王」と称され、整った樹形と肉厚で艶のある深緑の葉が美しいことから、日本庭園の主木として重宝されてきました。初夏から盛夏にかけて、葉のわきに下向きの淡い黄白色の小花を咲かせます。名前が示す通り樹皮や葉に厚みがあり、花や木全体にほのかな気品ある芳香を持つことから、古くより風流人に愛されてきました。
厚皮香の花は、青々とした豊かな葉の陰に隠れるようにうつむいて咲くため、派手さではなく「陰影」や「静けさ」を詠み込むのがコツです。真夏の強い日差しを跳ね返す葉の厚みや照り、その足元に広がる涼しい木陰、雨上がりのしっとりとした風情などを切り取ると引き立ちます。また、古い屋敷や寺の庭、茶庭の落ち着いた佇まいとともに、微かに漂う品のある香りを五感で捉えて表現すると、情趣あふれる一句に仕上がります。
・庭や景物:飛石、手水鉢、土塀、木陰、苔(静けさのある庭園の情景) ・夏の光や天候:夏木立、梅雨晴、青嵐、木漏れ日、夕立(夏の明暗や湿度を表す言葉) ・状態や動作:微かに、香る、うつむく、静もる、滴る(奥ゆかしさを際立たせる言葉)
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あなたが最初の1句を詠んでみませんか?秋の日の
恵みの光
老残菊
茶を注ぐ
音だけ聞こゆ
秋の夜
本を閉じ
椅子に委ねる
秋夜かな
喉うるおう
コーンスープや
秋の湯気
手の甲に
クリーム白さ
秋に消え
秋の夜や
茶碗のひびを
継ぐる金