月白

月白

つきしろ

別の表記・呼び名:月代(つきしろ)

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意味・由来

「月白(つきしろ)」とは、秋の夜、月が東の地平線や山の端から昇る直前に、そのあたりの空が白んでほのかに明るくなる情景を指す季語です。「月代」とも表記されます。満月をはじめとする秋の澄んだ月が姿を現す直前の、静かな予兆と緊張感を捉えた言葉であり、月そのものではなく「月の光が予告する仄かな明るさ」に趣を見出す点に、日本の美意識の深さが感じられます。

この季語で詠むコツ

「月白」を詠む際は、まだ月本体は見えていないという時間的なグラデーションを意識することが大切です。闇からほの白い光へと移ろう瞬間の空の色の変化や、その光に浮かび上がる山影・水面・木立の輪郭を具体的に捉えましょう。月を待ち受ける静寂や、期待感に満ちた澄み渡る大気の冷たさを感じさせる言葉と組み合わせると、情感豊かな一句になります。

相性のいい言葉・取り合わせ

山の端、稜線、峰、水面、波、潮、木立、薄(すすき)、影、静けさ、息をひそめる、兆しなど、光によって輪郭を現す自然の景物や、静謐な時間の経過を際立たせる言葉と非常に相性が良いです。

「月白」の俳句例 (2件)

月代や膝に手を置く宵の中
松尾芭蕉『芭蕉俳句全集』(Wikisource)
月代に消え行く仕掛花火かな

みんなの「月白」の詠み

月白に

いきひそめるや

地球人

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