山箒

山箒

やまぼうき

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意味・由来

「山箒(やまぼうき)」とは、山にある低木の枝や萩、柴、あるいは箒草などを束ねて作った素朴な手製の箒のことです。秋が深まるにつれて庭先や山道に散り敷く落葉を掃き集めるために重宝されてきました。また、材料となる枝や草が秋に刈り取られて箒へと仕立てられることからも、この季節ならではの生活感を伝える季語となっています。整えられた竹箒とは異なり、自然の枝葉のしなりや不揃いな形をそのまま生かした、素朴で温かみのある佇まいが特徴です。

この季語で詠むコツ

山箒の持つ「野趣」や「音」、そして「山の暮らしの手触り」をすくい取るのが詠むコツです。庭や土間、山寺の石段などを掃くときの、乾いた心地よい擦過音や、立ちのぼる土と枯葉の匂いに意識を向けてみましょう。日常の整然とした掃除というよりは、山里の静けさや、冬を迎える支度としての風情を意識すると、季語の持つ素朴な味わいが際立ちます。

相性のいい言葉・取り合わせ

・秋の言葉:秋日和、朝寒、秋時雨、露、庭 ・無季の言葉:石段、土間、山寺、手擦れ、掃き清む、柴垣、素朴

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