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塩蜻蛉(しおとんぼ)は「シオカラトンボ」の別称で、秋の季語です。雄の成虫は成熟すると、胴体にまるで白い塩を吹いたような粉をまとうことから「塩蜻蛉」「塩辛蜻蛉」と名付けられました。春から夏にも見られますが、成熟して青白い粉をしっかりと帯び、水辺や日当たりの良い地面を飛び交う姿が初秋の風情を感じさせることから、三秋(初秋・仲秋・晩秋)の季語として親しまれています。
塩蜻蛉の最大の特徴は、粉をふいたような涼やかな青白色と、地表や石、砂地などに低く静止する習性です。赤蜻蛉のような空を群れ飛ぶ華やかさとは対照的に、水辺の岩や乾いた砂地、木の枝などにピタッと静止する瞬間の「静と動」や、乾いた質感、秋の澄んだ光の陰影に焦点を当てると実感がこもった一句になります。
・石、岩、砂利、砂(白粉を帯びた胴体と、無機質で乾いた地面との対比が際立ちます) ・日ざし、秋日、影(秋の澄んだ日差しと、翅や胴体に落ちる鋭い影の描写) ・乾く、とまる、ひかる(塩蜻蛉の持つ静止動作や質感を表す動詞)
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