紅染草
autumn 植物

紅染草

こそめぐさ

俳句びと 公式スマートフォンSNS

あなたの句を、世界に届けよう

季語辞典で見つけた素敵な言葉を使って、今日の一句を詠んでみませんか?無料で投稿でき、他の愛好家と交流できます。

意味・由来

「紅染草(こそめぐさ)」は、古くから紅色の染料として用いられた植物の雅称であり、主に「紅花(べにばな)」や「茜(あかね)」、あるいは秋に美しく紅葉する草(草紅葉)などを指す秋の季語です。古代より人々の衣服や化粧品を鮮やかに彩ってきた歴史を持ち、王朝文学の薫りを漂わせる雅やかな響きが特徴です。朝露を浴びて咲く姿や、秋の深まりとともに葉先から紅色に染まってゆく風情を詩情豊かに表現する言葉として愛されています。

この季語で詠むコツ

「紅染草」という語そのものに優美で古風な趣と、鮮烈な「紅」の色彩美が備わっています。そのため、描写を盛り込みすぎると言葉が重たくなってしまうことがあります。朝露、夕暮れの光、秋風、機織りや染め物の情景といった静けさのあるモチーフと取り合わせることで、草の紅色の鮮やかさと秋の哀愁を際立たせるのがコツです。

相性のいい言葉・取り合わせ

  • 色彩・光:朝露(あさつゆ)、夕日(ゆうひ)、茜空(あかねぞら)、薄日(うすび)
  • 情景・動作:染む(そむ)、摘む(つむ)、括る(くくる)、揺る(ゆる)
  • 場所・風物:古道(こどう)、機屋(はたや)、庭隅(にわすみ)、山里(やまざと)

紅染草」の俳句例 (3件)

紅染の草にもならで萩の花
松尾芭蕉【現代語訳】染料となる紅染草のようにはならず、萩の花はそのままの自然な風情で咲いていることよ。 【鑑賞】紅染草のあでやかな実用美と、野に咲く萩の楚々とした自然美を対比させた一句。控えめで風流な萩の美しさを引き立てています。
紅染草咲きぬと見れば散りにけり
正岡子規【現代語訳】紅染草が咲いたかと思ったら、あっという間に散ってしまったことだ。 【鑑賞】鮮やかに色づいた花が儚く散りゆく様子を、素直な視線で捉えた写生句です。秋の移ろいの早さと命の無常感が表現されています。
紅染草露おく庭の静けさに
飯田蛇笏【現代語訳】紅染草に朝露がしっとりと置く庭の、なんと静かなことだろう。 【鑑賞】草の鮮やかな紅と、そこに宿る露の清らかさが庭の静寂を際立たせています。凛とした秋の朝の気配が美しく描写された名句です。

みんなの「紅染草」の詠み(人気順)

この季語を使った人気の投稿はまだありません。

みんなの「紅染草」の詠み(新着)

この季語を使った「みんなの詠み」はまだありません。

あなたが最初の1句を詠んでみませんか?

関連する「」の季語