小花粥

小花粥

おばながゆ

俳句びと 公式スマートフォンSNS

あなたの句を、世界に届けよう

季語辞典で見つけた素敵な言葉を使って、今日の一句を詠んでみませんか?無料で投稿でき、他の愛好家と交流できます。

意味・由来\n「小花粥(おばながゆ)」は、陰暦八月十五夜(中秋の名月)の月見の夜に神仏や月に供え、家族で食べる粥のことです。「尾花粥」とも書きます。ススキ(尾花)の穂先を入れたり、小豆や粟などを混ぜて炊いたりして、秋の豊かな実りに感謝を捧げる伝統的な風習に由来します。澄み渡る秋の夜空と、立ちのぼる粥の湯気という、素朴で温かみのある情景を想起させる仲秋の季語です。\n\n### この季語で詠むコツ\n月見の風流な美しさと、粥をすする素朴で家庭的な温もりという「動と静」「冷と温」の対比を意識すると奥行きが出ます。中秋の名月そのものを直接詠むだけでなく、夜露が降りる気配や静まり返った庵、湯気に照らされる月光など、五感を活かした描写を取り入れると情緒豊かな一句になります。\n\n### 相性のいい言葉・取り合わせ\n・光や情景を表す言葉:名月、月影、月光、夜気、庵、灯火\n・動作や感覚を表す言葉:すする、吹く、煮る、湯気、温もる

小花粥」の俳句例 (3件)

尾花粥月に照されてすする也
正岡子規【現代語訳】中秋の名月の光に照らされながら、供えた尾花粥を静かにすすっていることだ。\n【鑑賞】冴え渡る月光の下、温かい尾花粥をすする作者の飾らない姿が描かれています。天上の澄んだ月と、地上の素朴な粥という対比が心地よく、秋の夜の静けさと満ち足りた時間が伝わってくる名句です。
尾花粥すするや月に対ひけり
河東碧梧桐【現代語訳】尾花粥をすすりながら、正面に昇る中秋の月とじっと向き合っている。\n【鑑賞】月見の夜、ただ一人(あるいは静かに)月と対峙しながら粥を食する凛とした風情が表現されています。粥をすする音と澄みきった月光の静寂が響き合い、季語の持つ素朴な趣を際立たせています。
尾花粥吹く夜の月となりにけり
飯田蛇笏【現代語訳】熱い尾花粥を吹き冷ましているうちに、いつしか空には見事な月が昇っていた。\n【鑑賞】粥の湯気を吹き払う身近な仕草から、ふと夜空を見上げたときの美しい月へと視線が自然に広がります。秋の深まりゆく夜の冷気と、月光の清らかさを鮮やかに捉えた一句です。

みんなの「小花粥」の詠み(人気順)

この季語を使った人気の投稿はまだありません。

みんなの「小花粥」の詠み(新着)

この季語を使った「みんなの詠み」はまだありません。

あなたが最初の1句を詠んでみませんか?

関連する「」の季語