名月

名月

めいげつ

別の表記・呼び名:明月(めいげつ)

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意味・由来

陰暦八月十五夜(中秋)の月のこと。一年で最も美しく澄み切った月として、古くから観月の宴が催されてきました。俳句で単に「月」といえば秋の月を指しますが、「名月」は特に十五夜の月を讃える特別な季語です。

この季語で詠むコツ

名月はその美しさと存在感が圧倒的であるため、月そのものを描写するよりも、名月に照らされた地上の風景や、月を見上げる人々の営みを詠むことで、月の輝きが逆説的に際立ちます。壮大な景色のほか、ささやかな日常風景と組み合わせるのも効果的です。

相性のいい言葉・取り合わせ

  • 天候・風景:ススキ、雲、池
  • 生活・動作:団子、宴、窓辺
  • 時間・状態:夜もすがら、煌々、静か

傍題

中秋の名月(ちゅうしゅうのめいげつ)、十五夜(じゅうごや)、今日の月(きょうのつき)

「名月」の俳句例 (5件)

名月や叩かば散らん萩の門
正岡子規『寒山落木 巻一』(青空文庫)
名月の見處聞かん旅寐せん
松尾芭蕉『芭蕉俳句全集』(Wikisource)
名月や彷彿としてつくは山
正岡子規『寒山落木 巻一』(青空文庫)
名月やたしかに渡る鶴の聲
松尾芭蕉『芭蕉俳句全集』(Wikisource)
名月やどの松見ても松見ても
正岡子規『寒山落木 巻一』(青空文庫)

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