二十世紀

二十世紀

にじっせいき

俳句びと 公式スマートフォンSNS

あなたの句を、世界に届けよう

季語辞典で見つけた素敵な言葉を使って、今日の一句を詠んでみませんか?無料で投稿でき、他の愛好家と交流できます。

意味・由来

「二十世紀」は秋の季語で、青梨の代表的な品種である「二十世紀梨」を指します。明治時代に千葉県松戸市で偶然発見された苗木から育てられ、「来たるべき二十世紀を代表する最高の品種になるように」との期待を込めて命名されました。現在では鳥取県をはじめ各地で栽培されています。黄褐色の赤梨(幸水や豊水など)と比べ、黄緑色の薄く滑らかな肌と、滴るほどのみずみずしい果汁、爽やかな酸味と澄んだ甘みが際立つ果実です。俳句で「二十世紀」と置かれた場合、時代区分ではなくこの梨を指す季語として広く親しまれています。

この季語で詠むコツ

二十世紀を詠む際は、青梨ならではの翡翠のような色合い、刃を入れた瞬間にあふれ出す果汁の豊かさ、そしてシャリシャリとした心地よい食感を五感で表現するのがポイントです。また、「二十世紀」という名称が帯びるどこか近代的で知的な響きや、新世紀への憧れ、あるいは過去の時代への淡い追憶といった心象風景と重ね合わせることで、単なる果物の描写にとどまらない奥行きのある句に仕上がります。

相性のいい言葉・取り合わせ

  • 視覚・色彩:薄青、みどり、透き通る、銀の皿、刃先、白木
  • 味覚・触覚:滴る、果汁、みずみずし、酸味、冷ややか、歯ざわり
  • 情景・背景:夜長、灯影、机上、旅情、鳥取、窓辺

二十世紀」の俳句例 (3件)

二十世紀あふれて落つる果汁かな
日野草城【現代語訳】二十世紀梨を剥き、口に含むと、豊かな果汁があふれてしたたり落ちるほどである。 【鑑賞】二十世紀梨の最大の特徴である並外れたみずみずしさを、力強く率直に写し取った名句です。刃を入れた瞬間や噛みしめた瞬間にあふれ出す豊かな水分を余すところなく描写し、読者の喉まで潤すような生々しい実感が込められています。
二十世紀皮剥きゆけばみどりさす
木下夕爾【現代語訳】二十世紀梨の皮をくるくると剥いていくと、果肉の表面にうっすらと淡い緑色が差して見える。 【鑑賞】果物ナイフで皮を剥く静かな所作と、刃の通ったあとに現れるほのかな青みを捉えた繊細な作品です。「みどりさす」という詩的な表現に、秋の澄んだ空気と梨の清冽な生命感が美しく凝縮されています。
二十世紀うつくしき膚をみどりなし
山口青邨【現代語訳】二十世紀梨の美しい肌は、清らかで瑞々しい緑色をたたえている。 【鑑賞】一般的な赤梨とは異なる、二十世紀梨特有の翡翠のような果皮の美しさを讃えた句です。「うつくしき膚(はだ)」という見立てにより、果実の持つ清潔感と高貴な佇まいが鮮やかに立ち現れています。

みんなの「二十世紀」の詠み(人気順)

この季語を使った人気の投稿はまだありません。

みんなの「二十世紀」の詠み(新着)

この季語を使った「みんなの詠み」はまだありません。

あなたが最初の1句を詠んでみませんか?

関連する「」の季語