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「二十世紀」は秋の季語で、青梨の代表的な品種である「二十世紀梨」を指します。明治時代に千葉県松戸市で偶然発見された苗木から育てられ、「来たるべき二十世紀を代表する最高の品種になるように」との期待を込めて命名されました。現在では鳥取県をはじめ各地で栽培されています。黄褐色の赤梨(幸水や豊水など)と比べ、黄緑色の薄く滑らかな肌と、滴るほどのみずみずしい果汁、爽やかな酸味と澄んだ甘みが際立つ果実です。俳句で「二十世紀」と置かれた場合、時代区分ではなくこの梨を指す季語として広く親しまれています。
二十世紀を詠む際は、青梨ならではの翡翠のような色合い、刃を入れた瞬間にあふれ出す果汁の豊かさ、そしてシャリシャリとした心地よい食感を五感で表現するのがポイントです。また、「二十世紀」という名称が帯びるどこか近代的で知的な響きや、新世紀への憧れ、あるいは過去の時代への淡い追憶といった心象風景と重ね合わせることで、単なる果物の描写にとどまらない奥行きのある句に仕上がります。
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