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「蝗採(いなごとり)」は、秋の田んぼで稲を荒らすイナゴ(蝗)を捕まえる作業や風景を指す秋の季語です。捕まえたイナゴは佃煮や甘露煮にして貴重なタンパク源として保存食にされたため、害虫駆除と食料確保を兼ねた大切な農作業でした。竹筒や袋を首から下げ、子どもから大人までが黄金色の田を夢中になって駆け回る様子は、実りの秋を象徴する明るく懐かしい風物詩です。
動きや音、光を捉えることが詠む際のポイントです。イナゴが草を蹴って跳ねるすばやい動き、竹筒にイナゴが落ちてカサカサと鳴る音、夕日に照らされる子どもたちの真剣な表情などを写生すると生き生きとした句になります。また、昔懐かしい農村のぬくもりや、作業の合間に漂う稲の香りなど、五感を意識して描くと情感が深まります。
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