天高し

天高し

てんたかし

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意味・由来

秋になると大陸からの澄んだ高気圧に覆われて空気が乾燥し、上空に薄い巻雲が広がることで、空が普段よりも一段と高く見上げるほど遠く感じられます。この爽快で雄大な秋の青空を称えた季語が「天高し」です。中国の故事「秋高く馬肥ゆ」や、唐代の詩人・杜甫の詩句に由来し、実りの季節を迎えた豊かさと、どこまでも澄み渡る大気への賛美が込められています。

この季語で詠むコツ

「天高し」を効果的に使うためには、単に「空が高い」「気持ちがいい」と描写するのではなく、地上にある具体的な事物と対比させることがポイントです。山や塔、ビル、大仏などの垂直にそびえ立つものを取り合わせたり、あるいは逆に地上の小さな生き物や日常の営みを置くことで、天の無限の広がりと奥行きが際立ちます。また、見上げた瞬間の心の解放感や、広大無辺な空に対する人間の孤独感など、心情の広がりを託すのも効果的です。

相性のいい言葉・取り合わせ

  • 垂直性のある対象(塔、大仏、鉄塔、山嶺、煙突など)
  • 視線や動作の動詞(仰ぐ、見上ぐる、伸びゆく、吸ひ込まれなど)
  • 日常の光景・事物(洗濯物、球場、グラウンド、飛行機、鳥の影など)

「天高し」の俳句例 (1件)

一塊の雲ありいよゝ天高し
高浜虚子『六百五十句』(青空文庫)

みんなの「天高し」の詠み

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