李

李

すもも

別の表記・呼び名:李子(すもも)

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意味・由来

李(すもも)は、バラ科の落葉小高木に実る果実で、初夏から盛夏にかけて収穫期を迎える夏の季語です。桃に似た形をしていますが、桃よりも強い酸味を持つことから「酸桃(すもも)」と呼ばれ、それが転じて名付けられたと言われています。春に咲く白い花は春の季語ですが、熟した実は夏の果実として親しまれています。赤や紫、黄色に色づいた実はみずみずしく、暑い季節に心地よい清涼感を与えてくれます。

この季語で詠むコツ

李を詠む際には、その鮮やかな色彩、独特の甘酸っぱさ、そしてかじった瞬間にあふれる果汁のみずみずしさなど、五感を刺激する描写を取り入れるのがコツです。果皮の表面を覆う白いうっすらとした粉の質感や、歯を当てたときの皮の張りと果肉の柔らかさの対比などに着目すると、実感のこもった生き生きとした句になります。台所や縁側など、日常の涼を求める暮らしの風景と結びつけるのも効果的です。

相性のいい言葉・取り合わせ

・滴る(したたる) ・籠(かご) ・冷水(れいすい) ・縁側(えんがわ) ・酸(す)っぱし ・掌(てのひら)

「李」の俳句例 (2件)

夕立にふりまじりたる李かな
正岡子規『寒山落木 巻一』(青空文庫)
李靑く竹笠破れて石あぶなし
松尾芭蕉『芭蕉俳句全集』(Wikisource)

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