聖ミカエルの祝日

聖ミカエルの祝日

せいみかえるのしゅくじつ

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意味・由来\n「聖ミカエルの祝日(ミカエル祭)」は、キリスト教の西方教会において大天使聖ミカエルおよび諸天使を記念する日で、毎年9月29日に祝われます。秋の季語に分類されます。大天使ミカエルは、神の軍勢の長として悪竜(サタン)を討伐したとされる正義と守護の天使です。ヨーロッパでは古くから秋の農作物の収穫を感謝し、厳しい冬を迎える前の節目となる大切な四半期日(クォーター・デイ)でもありました。この日には伝統的に鵞鳥(ガチョウ)を焼いて食べる風習もあります。\n\n### この季語で詠むコツ\n大天使の持つ「正義」「勇気」「剣」「翼」といった厳か・知的なイメージと、秋深まりゆく清澄な大気や青空を結びつけると格調高い句になります。キリスト教の祝日としての教会、鐘の音、ステンドグラスといった異国情緒ある素材はもちろん、日本の秋の澄み渡る空気感、渡り鳥、色づき始めた木々などの自然現象と取り合わせることで、深遠な祈りや季節の移ろいを鮮やかに表現できます。\n\n### 相性のいい言葉・取り合わせ\n・天体・天候:秋晴、秋高し、鰯雲、澄む、夕茜\n・教会・祈り:鐘、ステンドグラス、祈り、白百合、キャンドル\n・自然・色彩:翼、光、風、鵙(もず)、収穫、果実

聖ミカエルの祝日」の俳句例 (3件)

聖ミカエルの日や青空の果てしなく
有馬朗人【現代語訳】聖ミカエルの祝日を迎え、見上げる秋の青空はどこまでも果てしなく澄み渡っていることだ。【鑑賞】大天使ミカエルの祝日にふさわしい、一点の曇りもない秋天の広がりを真っ直ぐに捉えた一句です。物理学者でもあった作者らしい、空間の広がりと天上的な崇高さをシンプルかつ伸びやかに詠み上げています。
ミカエル祭風の生まれてゐる樹樹よ
鍵和田秞子【現代語訳】聖ミカエル祭の日、梢のざわめきとともに、まさに木々の間から秋の風が生まれて吹き渡っていく。【鑑賞】天使の飛翔や降臨を思わせる清新な「風」の気配を、生き生きとした木々の姿を通して描いています。秋の到来を告げる清らかな風の誕生に、天使の祝福を感じさせる繊細で美しい調べの名句です。
ミカエル祭光あふるる街をゆく
長谷川櫂【現代語訳】聖ミカエルの祝日、降り注ぐ秋の光に満ちあふれた街の中を歩いていく。【鑑賞】初秋のまばゆい光に包まれる日常の街並みを、祝祭の持つ聖性とともに肯定的に捉えています。光の中に身を置く心地よさと、季節の変わり目への清新な感動が素直な言葉でまとめられています。

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