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「夏河原(なつがわら)」は、文字どおり夏の季節の河原を指す季語です。夏の強い日差しに照らされて白く乾き、素足では歩けないほど熱せられた小石や岩の連なりと、そのすぐそばを激しく冷ややかに流れる清流との鮮烈なコントラストが大きな特徴です。草が生い茂る中州や、水遊び・夕涼み・川釣りを楽しむ人々で賑わう光景など、開放感と力強い生命力に満ちた夏の風情を感じさせます。
夏河原を生き生きと描くには、五感を働かせた対比を意識するのがコツです。「照りつける灼熱の石」と「冷たく澄んだ水飛沫」、「激しい瀬音」と「広がる静かな青空」など、熱気と涼感、あるいは乾きと潤いを組み合わせると、現場の臨場感が立ち上がります。また、日中の猛烈な暑さだけでなく、日が傾いて河原に涼風が渡り始める夕暮れどきの情景を描くのも詩情が生まれて効果的です。
・白石(しらいし)、熱石(あつし) ・瀬音(せおと)、水飛沫(みずしぶき) ・深き青、照り返し ・夕風、川風 ・足浸す、靴を脱ぐ