初嵐

初嵐

はつあらし

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意味・由来

「初嵐(はつあらし)」とは、立秋を過ぎて秋に入ってから初めて吹く強い風のことです。二百十日や二百二十日といった台風襲来の時期の本格的な暴風雨の先駆けとなることも多く、吹き荒れる風によって夏の残暑が一掃され、急激に肌寒さを感じるようになります。ただ激しいだけでなく、季節が夏から秋へと劇的に切り替わるダイナミズムや、吹き抜けた後の涼やかさ、寂寥感を孕んでいるのが特徴です。

この季語で詠むコツ

単に風が強いという物理的な激しさを描写するだけでなく、「風によって何がもたらされたか」「暮らしのどの部分に秋を感じたか」という変化に着目するのがポイントです。例えば、青い小枝が折れ落ちる様子や、部屋を通り抜ける冷気の鋭さ、日暮れの早まりなど、身の回りの小さな動揺や肌感覚を対比させると、初嵐らしい臨場感と哀愁が際立ちます。

相性のいい言葉・取り合わせ

  • 動植物:青柿、竹林、稲穂、落葉、烏
  • 暮らしの情景:簾(すだれ)、障子、雨戸、灯影、机上の紙
  • 感覚・状態:肌寒、夕暮れ、夜半、吹き抜く、ざわめき

「初嵐」の俳句例 (2件)

富士川の石あらはなり初嵐
正岡子規『寒山落木 巻一』(青空文庫)
粟の穗の折れも盡さす初嵐
正岡子規『寒山落木 巻一』(青空文庫)

みんなの「初嵐」の詠み

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