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「秋の御遊(あきのぎょゆう)」とは、宮中や貴族の邸宅で、秋の夜などに管絃(雅楽の演奏)や和歌、舞などを楽しむ雅びな宴のことです。「御遊(ぎょゆう)」は高貴な方々の遊び・行幸・宴を敬っていう言葉で、特に澄み渡る月明かりや虫の声に包まれる秋の夜の御遊は、平安の昔から王朝文学などでも風流の極みとして描かれてきました。現代の俳句においては、平安絵巻を思わせる典雅な情景、神社仏閣での観月祭や雅楽の奉納、あるいは歴史への遠い憧れを込めて詠まれる季語です。
「秋の御遊」は言葉自体が非常に格調高く、雅(みやび)な余韻を持っています。そのため、現代の卑近な日常景をそのまま合わせると季語の持つ気品とぶつかってしまうことがあります。和楽器(笙や篳篥、琴など)の音、篝火(かがりび)の炎や煙、月光、絹の装束の擦れる音など、五感を刺激する雅やかなモチーフと響き合わせるのが効果的です。また、現代の神事や伝統芸能の鑑賞体験を重ねて詠むと、実感を伴った豊かな一句に仕上がります。
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