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「冬の山(ふゆのやま)」は、草木が葉を落とし、岩肌や尾根の線があらわになった冬の山々の姿を指す三冬の季語です。「冬山(ふゆやま)」や「冬嶺(とうれい)」とも呼ばれます。中国の画論に由来する「山眠る(やまねむる)」という季語があるように、冬の山は一切の活気を内に秘め、静まり返っているのが特徴です。雪を冠した険しい山だけでなく、乾いた寒風に晒されて佇む里山の風景も含み、自然の厳けさと深い静寂を感じさせます。
冬の澄んだ空気によって、山の輪郭や稜線がくっきりと鋭く見えます。その「厳しさ」「静けさ」「骨太な存在感」を捉えるのがポイントです。春や夏のように色彩豊かな山ではなく、乾いた土や枯木、岩肌といったモノトーンの世界に着目してみましょう。また、夕暮れの茜色に浮かび上がる影や、冷たい風の音など、視覚や聴覚の対比を意識すると、冬の山の持つ寂寥感や力強さがより引き立ちます。
・色彩や光を表す言葉(鈍色、茜、群青、夕日、影、落日) ・質感や状態を表す言葉(稜線、骨、無言、乾く、澄む、聳つ) ・生き物や生活の描写(鴉、煙、家並み、鐘の音、人影)
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