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「雪じまき(雪しまき)」とは、激しい風によって降り積もった雪が空へと激しく巻き上げられ、渦を巻くように吹き荒れる猛吹雪の現象を指します。「しまき(風巻)」は風が激しく吹き荒れる様を表す古くからの言葉で、そこに雪が合わさることで、北国や山間部の極めて過酷な冬の情景を鮮明に映し出します。視界全体が雪煙で真っ白に染まり、天地の境目さえ見失ってしまうほどの圧倒的な自然の威力を伝える冬の季語です。
雪じまきそのものが非常に力強く動的な情景を持っているため、単に「激しい」「恐ろしい」といった形容詞で説明してしまうと句の調べが重くなってしまいます。荒れ狂う風の音や、雪に閉じ込められた屋内の静けさ、軋む窓や戸など、身の回りの具体的な事物と対比させると効果的です。また、一瞬の視界の喪失や、吹き去ったあとの深い静寂を捉えることで、自然の猛威と人の営みの対比が際立ち、深みのある一句になります。
・聴覚や触覚を刺激する言葉(軋む、唸る、凍つ、閉ざす) ・屋内の暮らしや避難を示す言葉(板戸、障子、灯、炉火) ・光や闇、視覚の遮断を表す言葉(昏る、見失ふ、一筋)