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「雪箒(ゆきぼうき)」とは、降り積もった雪や、軒先・縁側・石段などにうっすらと落ちた新雪を掃き清めるために用いる箒のことです。竹箒や藁箒、棕櫚などで作られたものが多く、雪国では冬の間、玄関先や勝手口に立て掛けられて日々の生活に欠かせない身近な道具となります。雪をかき分ける大きな除雪具とは異なり、払えばさらさらと舞うような軽い雪を掃くための、素朴で生活感あふれる冬の季語です。
雪箒そのものの形や古びた佇まいを描くだけでなく、実際に雪を掃く「動作」や「音」、その場の「空気感」を捉えるのが上達の秘訣です。「さらさら」「さっさっ」と乾いた粉雪を掃く心地よい音や、掃き清められたあとに現れる黒々とした濡れ縁や敷石の色彩の対比を意識してみましょう。また、早朝の静寂や、寒さの中で作業する人の白い息、かじかむ手などを取り合わせると、冬の朝の澄んだ空気と日々の暮らしの温もりが生き生きと伝わります。
・場所を表す言葉:石段、玄関、濡れ縁、勝手口、土間 ・動作や状態を表す言葉:払ふ、掃き出す、立て掛く、白息、影 ・五感や情景を表す言葉:さらさら、粉雪、朝光、冷たさ、静けさ
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