暮秋

暮秋

ぼしゅう

別の表記・呼び名:暮の秋(くれのあき)

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意味・由来

「暮秋(ぼしゅう)」とは、深まりゆく秋の終わり、すなわち晩秋の時期を指す時候の季語です。陰暦の九月ごろにあたり、美しく色づいていた木々の葉が散り始め、冬の気配がすぐそこまで迫っている頃合いを言います。単に暦の上の区切りを表すだけでなく、実り豊かで華やかだった秋が過ぎ去っていくことへの名残惜しさや、身にしみるような静けさ、哀愁が込められた情緒深い言葉です。

この季語で詠むコツ

暮秋を詠む際には、急速に冷えていく空気や、短くなっていく日の光など、自然の移ろいを繊細に捉えることが大切です。「寂しい」「切ない」といった感情を直接言葉にするのではなく、長くなった影や、傾いた日差しの薄さ、静まり返った街並みなど、具体的な光景を描写してみましょう。目に見える情景と「暮秋」という言葉を取り合わせることで、深みのある余韻を生み出すことができます。

相性のいい言葉・取り合わせ

・光や影を表す言葉(茜色、夕日、影法師、窓明かり) ・静けさを感じさせる日常の言葉(机、古書、湯呑み、足音) ・終わりの気配を漂わせる言葉(黄昏、帰り道、遠き鐘)

「暮秋」の俳句例 (2件)

風髭を吹いて暮秋嘆ずるは誰子ぞ
松尾芭蕉『芭蕉俳句全集』(Wikisource)
月の秋菊の秋それらも過ぎて暮の秋
正岡子規『寒山落木 巻一』(青空文庫)

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