青蔦
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意味・由来

青蔦(あおつた)とは、初夏から夏にかけて青々と瑞々しく葉を茂らせる蔦のことです。秋の美しく色づいた「紅葉蔦」や冬の「枯蔦」に対して、生命力にあふれ、旺盛に伸びてゆく夏の蔦の姿を指します。古い石垣や木造の塀、洋館のレンガ壁などを覆い尽くすように広がる深い緑は、夏の陽射しを遮り、見る人に爽やかな涼感と落ち着きを与えてくれます。

この季語で詠むコツ

青蔦を詠む際は、蔦そのものの瑞々しい緑だけでなく、「何に絡みついているか」という背景の素材感(レンガ、古木、コンクリートなど)や質感を取り合わせると情景が鮮やかに立ち上がります。また、葉が幾重にも重なり合ってできる深い「陰影」や、夏風に翻る葉の動き、青蔦の葉陰から通り抜ける涼風などに着目すると、夏の情感豊かな一句に仕上がります。

相性のいい言葉・取り合わせ

・建物・構造物の言葉(レンガ、石垣、古窓、洋館、白壁) ・光や影を表す言葉(木漏れ日、濃き影、暗がり) ・夏や無季の自然の描写(滴、夕立、そよ風)

「青蔦」の俳句例 (2件)

青蔦の這うて暗しや軒の裏
松本たかし『松本たかし句集』(青空文庫)
青蔦の蔓先の葉の小さきかな
松本たかし『松本たかし句集』(青空文庫)

みんなの「青蔦」の詠み

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